豆菓子職人の魂
一粒一粒に宿る。

早朝、煎り場の湿度計をじっと睨む。
今日は「少し高いな」。
ほんの僅かな湿度の差は
金の豆の旨みを大きく変える。
その絶妙な湿度を守るために冬には震えながら、
夏には汗をぬぐいながら、
ただひたすらに生まれてくる豆を見守る。

一粒入魂

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